不定期投稿「昨年のリノベーション事例」。今回は断熱についてです。

不定期投稿「昨年のリノベーション事例」。
前回は窓について書きました。
今回は断熱についてです。

こちらの現場は入母屋の和風住宅です。
その場合の壁は土壁になっていることが殆どです。土壁を落とすとなるとなかなか大変でコストも掛かります。
柱と土壁には数センチの「チリ」がありますので、その間に５センチのグラスウールを充填する方法をとりました。新築の一般的な壁内の断熱材が１０センチと考えれば少し薄いですが、これまで無断熱の家に例え５センチでもしっかりと隙間なく充填できれば効果はあります。
写真右側に見えているシルバーのシートは壁内に水蒸気が入らないようにするためのものですが、グラスウールを充填した箇所にシートを貼っていきます。加えて、このシートを貼ることで気密性を高める意味合いもあります。

このようにリノベーションでは、既存の工法からコストと施工性を考えて断熱改修を提案しております。