事務所のリフォーム17日目
エントランス付近の造作工事も完成し、あとは仕上げのみ。
打合せ室の最終の造作に入っております。
こちらは打合せ室。
サンプルラックを作成しました。
これまで置き場所に困り、雑多にサンプルが置いてあったのですが、シン・打合せ室には使い勝手及び視認性も良いラックを作成しました。
一先ず、フローリングのサンプルが置けるのかテストで置いてみました。
以前に弊社で施工させて頂いた居酒屋さんでコート掛けの長押を作成したのですが、そちらをヒントに少し改良しました。
これで打合せも捗ることでしょう。
ちなみに奥のグレーの壁はアクセントウォールとして作成したものです。
ライトグレーに塗装が施された木毛セメント板を一面に貼りました。
最近、仕上げで使用されることも多い素材です。私は以前にあるキッチンのショールームで見かけて、「いつかどこかの家で採用を」と思っておりました。が、なかなか見る機会も少ないと思い弊社打合せ室にて採用を決めました。
打合せの際は是非ご自身の目で確認して頂ければと存じます。
天井は以前のブログで載せたヘム材を。
通常はクロスで白っぽく仕上げることが多い天井ですが、木の質感、雰囲気が加わることで「落ち着き」や「安らぎ」をもたらしてくれます。
最近はクロスでも一見と木と見間違うほどの商品がありますが、大きな面積で施工する場合は「本物」の木を使用する方が良いと考えます。
いくら「本物」に近くとも、やはりプリントなので規則性が感じられるのでは無いかと考えるからです。
但し、トイレなど狭い空間で採用する際には木目のクロスでも前述したことを感じることは少ないので、よくオススメしています。
全て「本物」を使用したいのは山々ですが、コストととの兼ね合いが大切なので、お客様のご要望とデザイン及びコストを並行して考え提案を行うよう努めています。
打合せ室の話に戻ります。
残すところ、本棚と仕上げ工事のみとなりました。
こちらは本棚の施工図面です。
構造用合板24㎜を使用しA4用と、クロスなどのサンプルブックを保管できるよう計画しました。
私共の仕事はサンプルやカタログの量がとてつもなく多く、ペーパーレス化を図るべくデジタルカタログを駆使したり、採用頂くメーカーを事前に精査して可能な限り少なくしておりますが、全てを無くすということが中々出来ません。また、写真では分からない色、質感は実際に手に取って頂く必要があります。なので、こちら今のところ必須。
全てはお客様の為に。
打合せがストレスなく円滑に進めるように。
これらを心掛け打合せ室は設計しました。
尚、構造用合板を本棚に採用しましたが、コストを抑える為でした。しかし、現在価格が超高騰中。ありとあらゆるもののコストが上昇し、大変な時代になったと実感します。
では、事務所リフォームもあと少し。
もう暫くブログで発信していきますが、どうぞお付き合いください。